第198回例会
2025年2月13日開会
通算198回
ネット例会報告
開催日
2025/2/13
※例会開催日はです。
開会点鐘・歌の斉唱
我等の生業
なし
会長挨拶
皆さん、こんにちは。今日はご挨拶の前に、皆様、新NISAってご存知でしょうか。
実際に新NISAをやられている方、挙手いただいてもいいですか。半分いらっしゃらないぐらいですかね。
新NISAについて今日はお話ししたいなと思います。私の仕事は保険の代理店をしておりまして、通常は保険を活用した企業の財務戦略だったり、相続・事業承継、そういった話を企業の経営者の方とすることが多いのですが、先日ある経営者の方とお話をしておりまして一通り仕事の話が済んだ後に、新NISAってやったほうがいいかなと相談を受けました。やってない方はぜひやったほうがいいと思うんです。その方曰く、普段いつも企業の大きなお金のことだったり、従業員の方のことだったりを普段考えてるんで、なかなか個人の細かいNISAのことは正直よくわからないし、めんどくさい。
簡単に言いますと、新NISAは月々10万円で年間120万を積み立てるものと、年間で240万MAX運用できるものというので各5年間ですから月々積み立てるものだと10万×12ヶ月120万×5年なのでトータル600万です。この600万で運用したものがどんなに利益が出ても税金がかからないという制度です。先ほどの経営者の方が細かい話っておっしゃってたんですけど、仮にこの600万を例えば投資信託の世界株とかそういったので運用すると運用が良ければ倍になったりするケースが長い期間はかかりますけどあるかと思います。そうすると600万が倍になると利息が600万つくので、そこの20%の税金で120万税金がかからなくなる。
決して細かい話ではないんじゃないかなと思うんですね。
それとは別に240万、一括で何かで運用できる。5年間。
毎年240万かける5回。トータル1200万。
これは毎月積み立てるわけではないので、例えば株とかで運用するという場合に、もし240万の株が倍になったとしたら240万利益が出るわけで、それの5回分ということは1200万利益が株で出るわけですね。
これの20%というとまたこれ240万の税金がかかるものが、NISAで株を買ったらどんだけ利益が出ても税金がかからない。高木俊郎さん、NISA今調べてますね笑。
そういったお話を先ほどのお客様にお話したところ、そのお客様はすぐ開設されてやられていました。240万が大きいかどうかは人それぞれで、もしかして一晩で飲んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが非常に大きく、皆さんにメリットがある制度なので、たまたま私がこの間お客様に言われた話で、今手を挙げられなかった方、もしご興味があれば絶対メリットがある制度だと思います。
もう一つお客様から言われたのは、ふるさと納税。これは多分、ほぼ皆さんやられてるんじゃないかなと思うんですが、税金が安くなるわけじゃありませんがその分、返礼品が今だと3割から4割ぐらい戻ってくるということで、私はこれ妻にやってもらってるんです。年間これだけふるさと納税していいよっていうと喜んで、ネットでいろいろ調べてここの肉がいいとか米がいいとか、海産物がいいとかネットで買い物する感覚でふるさと納税をやっているので、ぜひこれ奥さんにやっていただくとすごく喜ぶので、もしよかったらふるさと納税もご自身というよりも奥さんの楽しみの一つとしてやってみるのもいいかなと思いました。
私の一番下の娘が来週高校の卒業式です。26歳の長女がちょっと相談があるというので聞いてみると、一番下の娘が高校を卒業することで子育てが一段落するので、3姉妹で何かお母さんにプレゼントしたいと。
自分たちだけだと足りないので僕にちょっと出してくれないか、というお話だったんです。すごくいいことだなと思いまして、自分が学生だった頃に卒業するからって親に何か感謝をしたという覚えがなくて。今は両親まだ健在で、名古屋市内のそんなに遠くないところに住んでおり、なかなか親に感謝を伝えるっていうこともないので、今回自分の子どものそういうのを見て、私も元気なうちにもっと親に感謝の言葉を伝えていきたいなと思いました。以上でございます。
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幹事報告
●来週の2/20(木)にIMが開催されます。15時30分受付開始、16時開始です。参加される皆さん、宜しくお願い致します。 ●4/20(日)に開催されます、25-26年度地区研修・地区協議会についての出欠配信を明日させて頂きます。ご回答をお願い致します。 出席義務者以外の会員の方もぜひご参加下さい。宜しくお願い致します。 ●先日、配信させて頂きました25-26年度版ロータリー手帳ですが、数名のご注文を頂いております。ご希望の方は2/20までに事務局までご連絡をお願い致します。 ●次回例会は3/6(木)12:10~13:30@若宮の杜迎賓館となります。 例会前11:00~第9回定例理事会が開催されます。 会場などお間違えのないよう、よろしくお願い致します。
委員会報告
出席委員会 上田孝司委員より
・出席率(出席免除者1名含む) (今回) 第198回例会(2/13) 当日出席率:/53名 69.73% (前回) 第197回例会(2/6) 当日出席率:47/76名 メークアップ後100% 浅野慎之より 加藤様 本日はお忙しい中お越し頂きありがとうございます。 卓話楽しみにしております。 大野将義、高木俊郎、高橋勝之、堀場和孝より 第198回例会を祝して
米山奨学委員会 山田浩史副委員長より
奨学金贈呈式
キムさん挨拶
皆さま、こんにちは。お久しぶりでございます。2月の半ばになってしまいましたね。
私は1月の25日から2月の8日まで帰省してきました。旧正月の1週間だったので、父と母、両方の親戚と一緒に楽しい時間を過ごしました。食事も一緒にして自分の母が料理がうまいので、一緒にいろいろ作って食べました。
久々に旅行に行こうとしたんですが、雪が5日間ほど連チャン降っていて、どこにも出られなかったという悲しい状況があったんですけど、でも田舎の家の中でゆっくりまったり過ごしました。自分が米山の奨学生になってから1年くらいですが、考えてみれば自分の家族の紹介とか、自分が何者かというか、どこに住んでいるのかちゃんと紹介しなかったという気持ちがしたので、今回これをきっかけに自分の実家、家族の簡単な紹介を一緒にしたいと思って、簡単に資料を用意しました。
私は一番左下のこのド田舎に住んでおります。海と近いので海鮮とかは安いですが、ソウルとは遠いので、インチョン空港に着いたら5時間バスで家に戻ります。3人家族です。
私と父と母です。皆さまに後で説明しますが、ブルーベリーの農業をやっております。簡単な家周りの風景なんですけど、こちらの今植えているブルーベリーですね。こんな形の、ちょうど5日間の雪が積もっていて結構いい景色になったんじゃないかと思います。これは家で飼っている猫ちゃんです。3匹いて、名前がサムスンっていう結構ダサい名前ですけど、サムスンとあとなんだっけ、名前も忘れちゃいました。あ、ガムスンです。何でガムスンかというと、ガムっていうのは韓国語では黒という意味がありまして、真っ黒なのでガムスンです。この子がジェイスンです。なんでジェイかというと、日本語でハイが韓国ではジェイって言うんで、ジェイスンっていう結構ダサい昔の名前になりました。猫3匹と犬が2匹いて、名前はベリーとガウルです。ベリーはブルーベリーやってるからベリーで、ガウルは多分秋に来たからガウルじゃないかと。
父親のセンスだと思いますけど。
ハウスもやっておりまして、ハウスの中はこんな感じで、真夏の収穫の真っ最中です。ブルーベリーの木と雑草が交わっていて本当に大変です。うちの農業は農薬を使わない新環境有機農の農業をやっておりまして、草がどうしようもない。有機農業の薬もあると思うんですけど、基本的には、機械でこうやって刈るみたいになっておりまして、それかたまに祖母が来てくださりまして、手で結構大変な農業をやっておられます。ブルーベリーの実がこんな感じであるんですけど、本当に甘いです。一生懸命やってるから甘いかはちょっと分からないですけど、本当に甘いです。人気も結構あって、ローカルの売り場があるんですけど、農協みたいな。そこで本当にめちゃくちゃ売れてます。たまに収穫体験みたいなのもやってて、周りから来て、ブルーベリー収穫して自分が取ったものは自分が持っていくみたいな体験も母のアイデアなんですけど、やっております。収穫したものは作業場で選別したりいろいろしたりして売り出すという感じでやっております。ちなみに、カボチャとかもいろいろやっていて、こんな感じで。ご清聴ありがとうございました。以上で終わりにします。ありがとうございました。
プレゼン資料(キムさん)
太田啓介青少年奉仕委員長
皆さん、こんにちは青少年奉仕委員長の太田でございます。
本当に写真にはやえさんの満面の笑みがあり、一時期は私や山邊カウンセラーからLINEやメールを送ったんですが全く無反応な時期がありました。地区の担当の委員さんもすごく心配をしていたんですが、やっと学校で授業についていけるようになって本人自信が出てきたので、ホストファミリーとの関係はすごくいい関係でいい方たちなので、友達面がかなり改善してきましたので、引き続き見守っていきたいと思います。
奨学金贈呈式
ケンジさん挨拶
皆さん、こんにちは。私は新しいホストファミリーに引っ越しました。それはとても素敵です。
私は彼らと一緒にスキー旅行に行きました。場所は忘れましたが、北のどこかです。
山邊さんは私を大阪のコンサートに連れてきました。本当に楽しかったです。私はほとんどの日をこの3つの円盤で過ごします。ありがとうございます。
名宮会
山口会長
こんにちは。3月13日の第33回名宮会ですが、おかげさまで満席状態となりました。ご検討中の方は、もうキャンセルが出ない限りは参加できませんので次回よろしくお願いいたします。次回はもう少し組数を増やしてやる予定でおります。
そして来週番外編がありますが、ご参加の皆様はよろしくお願いします。不明な点があれば野々垣までご連絡いただければと思います。
酒井俊皓会員より
皆さんこんにちは。日頃はスペシャルオリンピックス日本・愛知に大変ご協力いただいてありがとうございます。
今年は愛知の25周年を迎えるということで記念の年になります。ジョギングフェスティバルを今年もやるのですが、ジョギングだけではなくてミニ運動会を合わせて開催致します。4月27日、朝から昼まで瑞穂のグラウンドでやります。今度はミニ運動会もやるものですから、ボランティアの方にたくさん来ていただかないとしんどいかなと思っています。ぜひ、宮の杜のメンバーの皆さんにご協力をいただきたいと思います。当然、後援の看板にもちゃんと宮の杜の名前を入れていますので、よろしくお願いします。
その他
~卓話~
「将来のモビリティ…& 68歳からのスタートアップ」
テクノレボリューションズ(合)
加藤喜昭氏
皆さん、こんにちは。加藤でございます。
私はご紹介いただきましたように、自動車会社や部品会社、あとはアメリカの会社3つにいました。最近会社を作って7つ目になります。
私が開発してきたのはこんな車です。皆さんが乗っているのもあるかと思いますが、自動車会社と部品メーカーの両方にいたものですから、自動車会社のときは部品のメーカーの方やいろんな業種の方々、そして部品メーカーの時は逆に世界中の自動車メーカー、ヨーロッパ、アメリカとお付き合いができたものです。本当にいろいろなことを知ることができて勉強ができたと思っています。大変ありがたかったです。
どんな仕事をやってきたかというと車の制御開発が一番メインだったんですが、車は機械のものに電気が入って、そしてソフトウェアで制御するようになったんですが、1980年のソフトウェアを使った車の開発の一番最初、ちょうど世界中のいろんなところでやってたんですが、我々もそのメンバーとしてやってました。それから二つ目としては、車のつながる技術ということで、車に通信機能をつけて新しい価値を作るとか、次世代のモビリティの開発をやってきました。これが私たちがソフトウェアを使って最初に使ったCPUです。
それからつながる技術というのはトヨタなんですが、G-Book(今はT-Connectと読んでいます)、これを最初に作りました。
愛地球博、ちょうど20年前になります。このときにトヨタグループパビリオンでこのi‐unitという車があったんですがこれの開発責任者をやっていました。本日のテーマで将来のモビリティというのを考えてきたんですが、お話しすると1時間ぐらいかかっちゃうものですから時間があればということで少し飛ばします。
何を話すかというと、現在の私です。現在の私、今何やってるか。
2022年、68歳のときに2人で会社を作ったんです。それは今までやってきました自動車とは全く関係のない仕事をやっています。何で始めたかというと、地球温暖化で自然災害がすごく増加しています。今皆さん普通に食事できているんですが、日本も将来食料危機が絶対来るんじゃないか。特に気候変動の問題、それから今ウクライナの問題もありますが、輸入食材とか資材が入らなくなってますよね。それから、農業就業人口というのが減少して、それが今の日本の状態ですからこうなってくると、そのうちに食べ物なくなってくるぞと。そういう危機感を抱きました。食べ物を作るのに一番大事なのは、いろんなポイントがあるんですが、土です。土。先ほどブルーベリーの話がありましたが、大変関係する話です。いい土っていうのは通気性、それから排水性が良くて、保水性、保湿性、そして中性。病気にかかっていない。こんな土がいいって言われています。
世界には大きく分けると12種類の土があります。実は12種類の中で、わずか陸地面積11%で60億人の食料を作っているんです。今、世界の人口が80億で、8億が飢餓です。そうすると、70億余りのうちの60億は、先ほどの12種類の中のごく一部、11%の土で作っているんです。それがこの土なんです。これが今60億人分を作っている土です。日本も入っています。世界一いい土ってご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、チェルノーゼムという土なんです。聞かれたことあるでしょうか。アメリカだとプレーリーなんて言い方をしている場合がありますね。世界の陸地面積の7%。このうちの3割はウクライナなんです。ですから、第二次世界大戦中はウクライナからナチスドイツが土をドイツに運ぼうとしていました。そして今ロシアとの戦争がありますが、ロシアの主なエリアは凍土といって凍った土になってまして、いろいろ政治的な問題もありますが、その裏にはこの土というものも関係しているんだと思っています。土の確保というのは人類にとって最も重要な課題で、その結果、それがあるかないかによって飢餓が起きたり、貧困が起きたり、戦争が起きたり。じゃあ、日本どうなんだろうと考えたときに、豊かな水があって、空気が良くて、緑があって土がいい、そして気候もいいんだ。これ全部持ってるんです。20世紀、我々は工業化ということで車をやってきましたが、もちろんこれも大事です。だけど、21世紀、日本は何を持ってるんだろうって考えたときに、僕は土とか微生物だと思ったんです。日本の特徴的な土に黒ボク土という土があります。これは火山灰だったものに、植物とか動物が微生物によって分解してできた土で、大変作物を作るのにいい土になっています。これは少し酸性分があるんですが、これを中性に持っていくと、先ほどのチェルノーゼムになるんです。
作った会社は2つのミッションで始めました。1つは、社会に有益な技術の応用開発及び社会実装を通じ、サステナブルな循環型社会の実現に貢献する。何のこと言っているか、よく分からないですね。
これからの社会に必要な次世代人生の育成というのが2つ目です。1番目のミッションは微生物の開発です。我々が今開発している微生物。我々で勝手に名前をつけました。クローブコアと言っています。これはどういうものかというと、微生物って世の中にいっぱいあるんですが、その中のある20種類の微生物が共存している。その群というのを生み出したんです。一つ一つの微生物のパワーが群になることによって、それがさらに強くなるというのがあります。それによって水や栄養分を蓄えたり、分解する能力があるんです。その中身というのは細かいので省略しますがいろんな機能を持っております。その微生物を使って先ほどの食料の話、地球温暖化による高温気候干ばつの中でも植物や作物が育つように土を変えていこう。これが我々の一番大きなミッションです。それをバイオブランティングと呼んでいるんですが、トラップ層といって、塊を微生物だけで作るんです。それを土の中に入れてあげることによって、その微生物が水を蓄えて、そして栄養分を蓄えます。それを作物の根っこに。微生物が生きてますから、作物と会話をしながらそこに栄養と水を与えていく。農業をもしやられた方は、作物の根っこですごく細い毛細根というのを見られた方があるかと思うんですが、実は毛細根というのは微生物の塊なんです。ですから、水耕栽培だとそういう細い根がないんです。そこに微生物がある。これを使うことによって畑を戻してやる。そしてもちろんこれ有機です。化学肥料とか一切ない。有用微生物の能力を用いて世界一の土を作って、世界中の食料危機を解決したいと私は願っています。ちょっと大きく出てますけど、それを少しずつ具体化しています。
2番目の特徴は、その有機物を脱臭、分解、無害化して地球環境を改善するということです。日本に豊富にある竹。今日私を紹介していただいた梅村さんは竹をいろいろ加工されている会社です。そこの会社と一緒にやっているんですが、枯れたり腐った竹ってどうしようもないんです。竹害といって燃やすしかない。本当に困っています。右手に持っているのが枯れた竹なんです。それに我々の微生物を混ぜたものが左です。我々の微生物というのは液体のものと固体のものがあるんですが、それをこうやって混ぜることによってどんどん色が黒くなってきます。中はいつも50度ぐらいの温度を保っているんです。それによって分解することによって竹を変えていく。我々が目指しているのは竹を100%使おう、良い竹をもちろん使うのも大事です。枯れたり腐った竹っていうのを捨てるんではなくて、それをいろんな目的に使う。先ほどのチェルノーゼムのような土にするだとか、あるいはカビを防ぐようなものに使うだとかいろんな方法があるので今それを検討しています。
そして、分解する力っていうのは、匂いを消すのにもすごく役立つんです。例えば養豚場ですが、この煙が上がっているのが水蒸気なんですが、これは微生物が養豚場の中で活躍していることによって水蒸気が上がって匂いをなくしています。
今、自然災害がどんどん増えてます。液状化が起きたりとか、それから地震が起きるとトイレがなくなってしまう問題がありますが、そういったところでの環境破壊の後の復元をやれるのにこの微生物が使えるんじゃないかと思って考えています。それから新しいバイオマテリアル、再生可能エネルギー。この微生物の入ったものを土の中に入れてあげることによって、竹はそもそも育つときにCO2を吸収します。その出来上がったものを燃やしたらまたプラマイゼロになってしまいますが、この状態だったらCO2を出していません。その土の中に入れるとカーボン固定ということで、CO2のカーボンクレジット。これに使えるんです。
新しいマテリアルというセルロースナノファイバーというのを聞かれることもあると思いますが、新しい材料でいろんなことがあります。現在は、化学薬品とか物理的熱をかけて作っているんですが、この微生物を入れてやると何もエネルギーを加えることなくその山が自然に中からセルロースが出せる。ただ工業化にもっていくには膨大な量が要りますから、これは実験的な話ですぐの話ではありませんがこんな可能性もあります。
バイオマス燃料とか微生物電池。この6つのことをやろうとしていて、我々の会社は第一ステージとしては今年までなんですが、作ってきました微生物の実力の把握とポテンシャルの引き出し、それから能力向上を実証実験をやっていこうということでやっています。
それから第二ステージとして今年から始めようとしているのは、優先順位を決めて事業化の検討をしたいと考えております。そして応用生命学分野での日本の基盤技術というのをしっかり作りたい。その先は夢物語ですが、発展できて世界に行ければと思っていますし、一番ポイントは若手人材を積極的に投入して次世代の基盤を作りたい。若手が携わりたい職業ナンバーワンを目指していきたいと考えております。
ミッションの二つ目、これからの社会に必要な次世代人材の育成です。小学生、そして中高生、大学生、企業、こういったメンバーと一緒に活動しています。このチラシは名古屋市の経済局が主催で、2020年から小学生起業家たまご塾というのをやっています。2020年に始めたときは100人とかそれぐらいの人数だったんですが、応募が大変多いものですから、昨年は1000人の子どもたち小学4年から6年生が参加しました。そこで私は子どもたちに未来の話をしています。後ほどどんな話をしているかちょっと紹介します。
狙いとしては、子どもたちにチャレンジする機会、いろんな考え方を分析したり、コミュニケーション、それから新しいものを生み出す。こんなことをやろうということで4つのことをやっています。
1つは経済ゲーム、経済のカードを使ってお金を稼ぐことを学ぼうというのをやっています。学校では教えてくれないので。そうやることによって価値の高さを学んでもらって、その後適正検査をやって、自分はどんな分野にあっているんだろう。もちろん大人になるとどんどん変わっていくんですが、今の小学生たちが自分は何が得意なのか、アーティストなのか、それとも科学者なのか、あるいはコツコツとやるとか。そこに我々とかスタートアップの若い人たちもいて、お話をして、未来を一緒に考えようというディスカッションを子どもたちとやっています。社会で活躍するヒントとか。これは企業も一緒にやっています。企業と大学生と小学生という組み合わせでやっておりまして、一緒に企業の魅力も伝える。先ほど企業といったのはスタートアップだけじゃなくて、それ以外の企業もやっています。世代をつなぐワークショップ。学校に行ってやったりとか。最近大阪でもやりたいということで、大阪メトロ、今度の大阪関西万博の足となるところです。そこが主催でやってきました。
小学生と大学生、そして大人の人と一緒になってチームを作って、子どもに社長をやってもらい、売り上げの競争をすします。企業の人たちにもブースを作ってもらって、ゲームをやった後にその企業のところに行って、子どもたちがそれぞれの企業で何をやっているかを学んで勉強するというのも入っています。
もう一つは実はロボットコンテストってやっています。これが最近やりました名工大杯で、名古屋工業大学と一緒になってやってます。私は審査員長をやっています。
子どもたちに伝えていることを最後にちょっと紹介します。子どもの頃不思議に思ったこと。なんで鳥はぶつからないだろう。なんで魚はぶつからないだろう。でも車って事故を起こしてぶつかっちゃう。なんでぶつからない車できないんだろうと小学生のときに思いました。大人になったときに未来の車を作ろうというプロジェクトをやったので、こんな車を作ったんですが、もう20年前です。愛地球博で作りました。そのときにぶつからない車というのを実現しようということでやったのが自動運転なんです。自動運転で乗っている人は運転していないんです。運転していないんだけど、車が走るようになっています。
この車はリチウム電池を初めて使った電気自動車です。電気は田原にある風力発電の風を使ってそのできた電気で充電しました。ボディは植物のボディです。これが先ほどの微生物とちょっとつながってきたんですが、こんなようなことを20年前にやったことが、今世の中で実際に出てきました。なので、子どもたちには子どもの頃に考えたことを大人になって実現して、さらにそれがすると、本当にそれがものになるんだよねって、そんな話をしてるんです。豊田産業技術記念館ってありますが、そこにこれ展示してありましてちょっと前に私も行ってきました。
次のモビリティって何だろう。ドラえもんのタケコプターですよね。今度の万博で空飛ぶ車っていうのが実現されます。今4社が名乗りを上げていて、日本のメーカーもやろうとしています。いよいよ車も空を飛ぶんだと。
そして今の私は会社を作って50年後になっても日本が食料確保できるにはどうしたらいいんだ、ということを投げかけています。
それから仕事で大切にしてきたことは、感動するものづくり、ワクワクする感動を形に、感動できるものを手に入れるということは本当にうれしいことだし、いつも持っていたりとかいつまでも使ったりとか大事にとっておきたいとか、人に自慢したい。それから我々で言えば、作ったものに対してお客様からの喜びの声を聞くことというのは、エンジニアにとってとっても最高のご褒美です。そのようなものを作るにはどうしたらいいんだろう。何よりも人に感動を与える魅力的な商品を開発するには、開発者自身が魅力的にならなきゃいけない。そうでなきゃ人を育てることも、物を作ることもできない。日頃から自分が魅力的な人間になるための努力が不可欠で、仕事だけでなく幅広く関心を持って行動することが大切です。
そして、もう一つは人を中心にした物作りです。人を中心にした物作りというのは、人と社会と地球と未来との共生、未来はサスティナブルですね。我々20世紀快適なものを追求してどんどん物を作っちゃいました。でもその結果、人間負荷とか環境負荷が増えちゃいました。そして人間もどうなっているかというと、サルから進化したけれど、今の地下鉄なんかの乗っているスマホを見ている人ってまたサルに戻っているんじゃないか。これ道具が人を退化させていると思うんです。だから自分の快適さのためではなくて、人や環境や社会、未来と共生できるものを作っていくことが大事だと。先ほどのi-unitは、そのときの一番の技術を集めたものですが、動物や自然と共存できるということを考えています。
こどもたちに言っていることは疑問や夢をいっぱい考えてください。きっと大人になって実現することがたくさんあるはずです。自分の頭で考えて実行してみる。実現してみる。今、AIがいっぱい、情報をくれます。でも自分の頭で考えて実行してみれば、AIの考え方に浸透されるんじゃなく、自分の考えでAIをきちんと判断できるようになる。ロボコンやたまご塾でもそうやっていこうとずっと語り続けてます。
会社が人を育てるのではなくて、人が会社を育てる。
勉強することが目的ではない。
世の中を広く知るためだ。
叶えたい夢を持ちましょう。
自分の強みを見つける。
自分の強みが人生の可能性を切り開く。
商品の魅力が開発者の魅力だから、自分の魅力増してね。
チャレンジしてね。
人生楽しんでください。
感動する心も持ってください。
最後に皆さんにこの質問をしましょう。
日本一高い山を知らない人いませんよね。富士山です。
では、2番目に高い山、分かる方?
はい、お一人でした。北岳です。
何を言いたいか。北岳は富士山のすぐ近くにあります。でも世の中って一番目のことだけみんな知っています。二番目って全然知らないし、聞かされてない。だから本当に自分の目指してるものがあるんだったらトップ目指しなさいっていうのが一つと、逆に二番目だっていいものがあるんだから一番目だけ見てるんじゃなくて二番目をちゃんと知ることも大事だっていうことを子どもたちに伝えています。
未来を作るのは子どもたちです。どんな未来を作るのか、活躍を期待しています。2100年に彼らは生きています。2100年に生きている皆さんへということでこんな話をしておりました。ありがとうございました。