第178回例会
2024年4月18日開会
通算178回
ネット例会報告
開催日
2024/4/18
※例会開催日はです。
開会点鐘・歌の斉唱
それでこそロータリー
なし
会長挨拶
今日は遅刻しそうになりまして。今すごく繁忙期で。よく確定申告が終わったら楽になりますかって聞かれるんですけども、4月5月は会計士の仕事が1年で一番忙しいときで、やっぱり日本って3月決算が多いものですから、4月5月に非常に忙しくなります。でも、私がこの会計士の業界に入ったのが30年以上前なんですけれども、そのときは4月5月っていうのはもう1日も休みがないぐらい非常に忙しかったんです。上場企業の多くが非常に決算が早くなりまして、それに伴って私どもの仕事も早くなって、ゴールデンウィークは比較的最近休めるようになってきました。決算の監査の途中なんですけれども、この時期になるといつも思うのが上場企業っていうのは比較的というか、多くの上場企業は毎年非常に大きな利益を出しているんですね。私が前の監査法人を辞めて独立したときに、非常に大きなショックというかギャップを感じたのが、中小企業、零細企業の多くが赤字だっていうことに非常に最初ギャップというかショックを感じたことを思い出します。そのときにどうしてこの大きなギャップがあるのかなっていろいろ考えたんですが、社会的にもやはり大企業というのは安定しているとか構造的にそういうのはもちろんあるんですけれども、私なりに一番感じたのが考え方の違いが非常に大きいということで、大きな結果が出てくるんじゃないかなと感じています。上場企業というのは、基本的には利益を上げていけば株価も上がるので、株価が上がると株主総会でもなんとなくいい雰囲気になるんですが、何か不祥事があって株価が下がると株主総会が紛糾しますので、上場企業というのは基本的にいつもいつも利益をたくさん出して、株主とか社会に還元していこうという基本的な考え方があります。でも私も含めてなんですが、やはり税金ってあまりたくさん払うのやだなって、ちょうどこの前、確定申告をやって自分も自分の確定申告をやるとこんなに税金払うのかと思うんですけれども、一度発想を変えていただいて、たくさん儲けて税金も払って、たくさん手元にお金を残すという発想にするといいんじゃないかなと私はお客さんに言うと、お客さんからの税務署のまわしもんじゃないのかってちょっとお叱りをくらったりするときもよくあります。ただし、先ほど4つのテストに則った会社の案内を先ほど有木さんがしましたけれども、今佐野委員長を中心に4つのテストに則った会社の理念をやっていただいていますが、やはり私のお客さんの社長を見てても思うんですが、言っていることと実際にやっていることが違うと、社員も正直言うとしらけちゃっているところがあります。立派な会社の理念を掲げても、うちの社長って社会に還元するとか社員に分配するって言っているんだけれども、何か理念と違うよねってなると会社全体のエネルギーも下がってしまいますし、社長が赤字になって税金払わなくて済んだなって言っているとそれが続いて赤字体質になっちゃったりするってこともありますので、佐野さんの推進する4つのテストに則って一度会社の理念をもう一回考えていただいて、常に上場企業並みとは言いませんけれども毎年毎年利益を上げてお金も残して、社員も喜んでいけるような会社にしていただきたいなと思います。まだ残り2ヶ月ぐらいありますが、佐野さんの推進する4つのテストに則った会社理念を皆様にまだまだ推進していくというご報告を聞いておりますので、皆さん、4つのテストに則った会社理念をぜひともお考えの方よろしくお願いします。以上でございます。
幹事報告
●4/7(日)の地区協議会に参加された方、お疲れ様でした。
●5/11(土)・5/12(日)に開催されるRFFのチラシとチケットを本日も配布させて頂きました。チケットの追加販売につきましては、当日チケットブースにて販売しております。どうぞご利用下さい。チケットはポリオ根絶支援となります。皆様ぜひともご購入下さい。1枚2000円です。
●4/27(土)に当クラブ主催の親子交通安全教室が開催されます。
青少年奉仕委員会の皆様はじめ、お手伝いに来て頂ける皆さま、集合は8:30です。場所は中部日本自動車学校です。
何卒宜しくお願い致します。
●来週4/25(木)18時からワンアンドオンリーにて第2回IDMが開催されます。ご参加頂く皆様、宜しくお願い致します。
●4/28(日)にスペシャルオリンピックス愛知主催の第12回ジョギングフェスティバルが開催されます。ボランティア参加予定の方は午前9時30分より受付開始ですので宜しくお願い致します。
●次回例会は5/9(木)12:10~13:30@若宮の杜迎賓館となります。
例会前11:00から第1回次年度予定者理事会が開催されます。
例会後13:40から第11回定例理事会が開催されます。
会場などお間違えのないよう、よろしくお願い致します。
委員会報告
有木照夫 職業奉仕委員より
皆さん、こんにちは。職業奉仕委員の有木です。4つのテストに照らし合わせた会社案内をさせていただきます。その前に自己紹介と私の会社の紹介をさせていただきたいと思っております。私は会社に入社して40年近く経っておりまして、皆さんのような経営者とは違い、一介のサラリーマンとなっております。会社は中部電力パワーグリッドという会社に勤めておりますが、会社の事業内容を一言で簡単に言えば、発電所でおこした電気を消費されるお客様のところまでお届けするという仕事になります。街の外れにある高い送電鉄塔であったり、街中で見る電柱というところについても、中部電力パワーグリッドの管轄となっております。例えば、電柱に車がぶつかった、倒れたとか、電線が切れた、電気が切れたというところの事象についても私の在籍している中部電力パワーグリッドが担っておりますので、電気に関することで一番身近な存在かなと思っております。続きまして、一番上に中部電力グループCSR宣言というふうに記載させていただいておりますが、これはエネルギーの安定供給をはじめ、高益性の高い事業を営む中部電力グループは、事業活動を通じてCSRを果たすことで、ステイクホルダーの皆様とともに中長期的な社会の持続的な発展に貢献していきます。そして中部電力CSR宣言をしております。また、中部電力グループでは、CSR宣言に基づきましてコンプライアンスなくして信頼なし、信頼なくして発展なしを胸にコンプライアンスに則って行動する企業風土を醸成し、社会からの高い信頼と支持を得る、良き企業市民として目指しています。このグループのコンプライアンス基本方針を実現するにあたって8つの行動原則を設けております。1つ目はコンプライアンスの徹底、2つ目が公正性質な企業活動、3つ目が適正な情報管理・公開、4つ目が健全な企業風土の確保、5番目が政治行政等との健全な関係の保持、6番目、資産の適正管理活用、7番目、環境の保全、最後の8つ目が安全衛生保安の確保という8つの形になっております。前置きが長くなりましたが、本題の方に入らせていただきます。真実かどうかというところについては偽りないか、というところで解釈できますけれども、中部電力グループのコンプライアンス基本方針の行動実践の中に公正性質な企業活動という項目が定められており、お客様・地域・取引先、地域の皆様には公正性質に対応しますという理念の下を行動しています。よってこの公正性質な企業活動の行動を徹底していくことは、我々の仕事は信頼の上に成り立っていることもあり、ステークホルダーの皆様から信頼を得られるよう行動を行っていくこと、すなわち嘘偽りなく行動していくことに通ずると考えられるため、真実かどうかにも適応しているものと考えております。2つ目、みんなに公平かですが、少し脱線しますけれども、2020年、4年ほど前に電気需要法の改正によって発送電の分離がなさりまして、従来の中部電力という会社が中部電力ホールディングス、中部電力パワーグリッド、中部電力ミライズという3社に分かれております。なお、火力発電事業者であるJERAという会社については2015年に東京電力と中部電力の折半によって設立されております。当該の事業者である中部電力パワーブリッドは、先ほど申し上げましたとおり発電事業者のおこした電力を消費支店までお届けするということにしておりますが、法律改正に従いまして中部電力パワーブリッドは、以前は同じ会社であった小売電気事業者である中部電力ミライズに対しても、他の小売電気事業者の方々と同じように公平に対応しないといけなくなりました。つまり中部電力ミライズにかたを持つということはNG、すなわち法律違反ということになってしまいます。よってこのことからみんなに公平かについても適応するものと考えております。続いて、好意と友情を深めるかについてですが、好意と友情を深めるかは行動が他者との友情や信頼を築くのに役立つかと解釈できると考えております。中部電力グループ、コンプライアンス基本方針の項目の公正誠実な企業活動、お客様、取引先、地域の皆様には公正誠実に対応しますや、健全な企業風土の確立、人権を強調し健全な企業風土を作ります。政治、行政等との健全な関係を保持、事業活動の適正さに疑いを招くような行動は厳に慎みます。などを実践していくことで他者との友情や信頼を構築していくことにつながっていくと考えておりますので、好意と友情を深めるかについても適応しているものと考えております。最後、みんなのためになるかどうかですが、みんなのためになるかどうかは、行動することによって一人の利益に困らず全ての方々の利益をもたらすか解釈できるように考えております。中部電力コンプライアンス基本方針の項目の公正誠実な企業活動、お客様、取引先地域の皆様には公正誠実に対応しますや適正な情報管理、公開情報の取り扱いは適正に、情報公開はタイムリーに行います。また、コンプライアンスの徹底、法令、社内ルール、企業倫理を遵守しますなどの実践により、全ての方々の利益につながっていくものと考えております。みんなのためになるかどうかについても適応しているものと思っております。以上、4つのテストに照らしあわせた会社案内ですけれども、4つのテストに意識をしながら、今後も会社の事業に努めてまいりたいと思っておりまず。簡単ではございますが、以上で私からの発表とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
出席委員会 柴田智志委員長より
・出席率(出席免除者3名含む) (今回) 第178回例会(4/18) 当日出席率:/47名 69.01% (前回) 第177回例会(4/4) 当日出席率:47/71名 100% 出口茂より 遅刻しそうになり、ごめんなさい。 森山様、本日は卓話お願いします。 大塚真次郎・山田恭大より 明日、山田浩史さん お誕生日おめでとうございます! 山城徹也より みなさん、「それでこそロータリー」を大きな声で 歌いましたか? 出来なかった人は、次回は大きな声で歌いましょう。 田中吉彦より ラブリッジ森山監督、先日のホーム開幕戦ではお世話になりました。 本日の卓話、宜しくお願い致します。 野村治より 出口会長 最後の最後にドキドキしたじゃないですか(笑) 青木剛基、浅野慎之、大野将義、柴田智志、高木俊郎、高橋勝之、堀場和孝、山邊信之より
第178回例会を祝して
6月20日の夜間例会は全員出席100%目指して頑張っていきたいと思っていますので、皆さんご出席よろしくお願いいたします。
不破直行青少年奉仕委員長
かねてからご案内させていただいております、親子交通安全教室4月21日ですが、10家族のお申込みがありあと少しというところまで来ております。昨日も太田副委員長と一緒に小学校7校を回ってチラシを配布してきております。皆さんぜひともご協力お願いして、お子さんから周りのお友達に声をかけていただきたいなと思います。
事務局からLINEしておりますカルチャーフェアと青少年交換プログラムの募集説明会のご案内です。5月18日(土)14時から16時に国際センターで説明会を行います。高校生のお子さんがいる方、ぜひ派遣したいな、受け入れで興味がある方はぜひとも来ていただいて、話を聞いていただけたらなと思います。リカルドと大谷やえさんも来て発表しますので、ぜひともご参加よろしくお願いいたします。
リカルドお小遣い贈呈
リカルドスピーチ
皆さん、こんにちは。この経験の中で、私は何度も祖国の大使だと言われました。最初はこの名前の責任が理解できず、自分が言うことは想像もしていなかった世界に戸惑い、混乱しましたがしばらくして親善大使であることが実際に何を意味するのかを理解することができました。何よりも私が表現しなければならないものは、国の代表になるということは食べ物などの良い面だけを見せるということではなく、歴史の中で耐えなければならなかった痛みや私たち自身が引き起こした痛みなど、あらゆるものを見せることを意味します。広島に行った時、これがイタリアでの私の目標だと理解しました。美しいものだけを見るのは簡単で、悪いものを見るのが最も難しいからです。戦争の悲惨さをこの目で見て、このような悲劇を二度と起こさないようにすることの大切さを知りました。私は可能な限り最高の方法で母国を代表し、その美しさを伝えられたことを願っています。日本に残された時間はあまり多くありませんが、なぜ私が今ここにいるのかを理解してもらえるようになりたいと思っています。新しい経験をして自分の文化を伝えたいと思っていますが、同時に成長をして、本当の自分を人々に理解してもらいたいと思っています。ありがとうございます。
水野紀孝米山奨学委員長
皆さん、こんにちは。3月29日ですが、前の奨学生であるヤシィさんの歓送会やりました。たくさんの皆様にご参加いただいて、どうもありがとうございました。今日からは新しくキム・ヒョヌさんをお迎えすることになりました。2年間、奨学生として来ていただくということで、さきほど聞いたら興味深い研究をされるということです。また皆様に囲む会のご案内などをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
奨学金贈呈式
キムさん挨拶
まず、このような機会をくださった皆様方々に本当に感謝の気持ちを申し上げたいと思います。ありがとうございます。
このような米山奨学金、本当に大切な皆様のご寄付でいただいて誠にありがとうございます。この前米山オリエンテーションでご挨拶いたしました柴田様、浅野様、牧野様以外の方々、初めてお目にかかるかと思いますので、自己紹介からやっていきたいと思います。
私はキム・ヒョヌと申します。韓国から参りました。私の出身地は韓国の一番下、南側のヘナムというところでして、海に南って書いてヘナムと申します。海に接しているので海鮮が好きかと思われるかもしれませんが、海鮮をたくさん食べ過ぎて飽きたという気持ちはあります。小学校、中学校、高校までは自分でいうのはどうかと思いますけど、優等生みたいな感じでおりまして、成績は悪くなかったと思います。でも、高校2年生になってから思春期がその時に来たか、反抗期が来たか、勉強から手が離れてしまってちょっと成績が悪かったことはありますけど、その時日本に来るためって言いますか、大学行きたくないと思って就職先を探した時期がありました。その時、日韓共同留学生交換制度という制度がありまして、その制度は韓国と日本政府が半分ずつお金を負担して奨学生を韓国から日本に送るという制度でした。自分はその制度の試験を受けて合格いたしまして、1年生から名古屋工業大学に在籍しておりました。日本に来て本当にびっくりしたのが、日本人って規則正しいというか、車は待ってくれるし、街にゴミがないしきれいだし、空気もきれいだし、本当にすごい気持ちで日本ってこんな国だったのって思いました。日本にもともと興味がなかったのではなくて、中学校2年生のころからアニメにはまって、そこから勉強は手離れだったかなと思います。そのように日本に興味があったんですけど、実際に日本に来て日本人の生活とか、ノーベル賞とかを本当にたくさん受賞されました方々がいらっしゃるので、そのような日本人に対してどのような教育を受けているのかということにも興味がございました。大学1年生が終わってから2年間軍隊に行ってきました。兵役の2年間終わりました。その後2年生から4年生まで無事に終わらせていただきまして、今は博士課程をやっております。今まで日本に4年間5年間住んでおりますけど、その中で一番大切だと思ったのは他の人との交流でした。4年間の中で交流がなく、韓国人だけとの交流が多かったと思います。ですので日本人の友達が少なくて、本当に最近寂しいと思っております。日本人の友達ができてから、または同じ研究室の友達と交流しながら、日本語も少しだけですがペラペラになって、みんなとの社会関係とか人間関係の大切さについて最近また改めて感じております。2年間の間ですが、本当にこれからもよろしくお願いいたします。
その他
~入会式~
藤澤 和夫氏 ↓ 田上 寛氏 ↓
~卓話~
朝日インテック・ラブリッジ名古屋
森山 泰行 監督
皆さん、こんにちは。今日はこれからのスポーツクラブの在り方と地域とのつながりについてのご提案ということで話させていただきたいと思います。森山泰行です、どうぞよろしくお願いします。
まずは自己紹介から入りたいと思います。岐阜県出身です。昭和44年5月生まれで年齢は54歳です。中学は岐阜の笠松中学というところで笠松競馬場があるところです。そこから全国大会3位という結果を残して、東京の帝京高校に誘われていきました。大学は順天堂大学。ずっと点を取るポジションにいました。大学リーグなど得点を取りながら海外へのチャレンジもしたんですけれども、Jリーグが大学を卒業すると同時にできるということで、海外への挑戦ではなく地元の近い名古屋にグランバスができるので、そこに入団しました。グランバスの第一期生になります。初年度からいました。その時代の映像があるので見てもらいたいと思います。
ベンゲルさんという監督が世界的に有名な人で、その当時ストイコビッチというピクシーという選手がいて、一緒にやっていました。途中から出場して点を取るというのが私の役割みたいな感じで、スーパーサブとも呼ばれていました。ずいぶん若い時の写真になるので全然変わっちゃったんですけど。ゴール前で飛び込んでダイビングヘッドするというのが僕のイメージだとよく言われています。
グランバスに入団して2004年までJリーグで各チームを移籍して歩きました。2004年で現役を引退しました。2005年からプロチームのなかった岐阜県に行って、地元の岐阜に子どもたちが目指せるようなJリーグチームを作るということで、FC岐阜に在籍しました。約4年間で東海リーグ2部からJ2まで持ってきました。その後、指導者の立場になっていくと2014年から浦和学院高校の監督、そして2019年からFCマルヤス岡崎、岡崎にあるJFLのアマチュアのチーム、プロじゃないプロの1個下のカテゴリーのチームに行きました。この話は後で詳しくしていきたいと思います。その後、2020年、22年に朝日インテック・ラブリッジのストライカーコーチ、そして昨年から監督をやらせてもらっています。昨年の成績は2位でした。今年は優勝を目指して頑張っています。
Jリーグの最初は、10チームでした。皆さん、Jリーグをご存知ですか?覚えていますか?どんな形だったかというと、Jリーグができて30年、その歴史を長い年月を30年過ごすにあたって、10チームが30年後J1、J2、J3を合わせて合計60チームになりました。最初は大企業で大都市でっていうことが多くて、大企業が支えないと運営ができないような状況でした。Jリーグを何もわからないような状況の中で作り上げた突貫工事のように作ったので、バブル崩壊の影響を受けて1チームが消滅しました。横浜フリューゲルスです。ただそういったことも乗り越えて、30年間地元企業に支えられて、または地域のサポーターに支えられながら育っていって、大きくなったチームもたくさんあります。グランパスも最初はトヨタという大きな企業が支えましたけど、今もそうなんですけどそれプラス名古屋の人たちに愛されて、そして多くのサポーターが本当に自分で稼いだお給料でシーズンチケットを買って、熱心なサポーターが増えていく中で支えられて今の地位を築き上げた、本当に価値のあるチームになってきたと思います。それが60チーム、30年後になっていくんですけど、大企業・大都市からどうなっていたかというと、今、地方都市で市民主導型ですね。僕がFC岐阜を作ったときもプロチームはなかった。岐阜ではプロで成立しないと言われたんですけど、じゃあ何でかという話になったときに、市民主導型になった。それは、スポーツクラブを使って、プロのサッカークラブを使って地域活性や社会貢献などできるような身近なチーム、そして県民市民が一つになって応援できるチームをすることで、地域を盛り上げていく、まとめていくという形の地域が増えていったんですね。先ほど私が岡崎にチームディレクターに入ったんですけど、実はマルヤス工業を中心にチームを中心に岡崎でプロチームをつくろうという話があったんですね。ただ、コロナの影響や企業のその他の事情の中でストップしたというか、スローしてしまった。その構想が止まってしまったという状況でもあります。ただ、そこで私が大企業・大小都市でやっていたことのやり方よりも、今でやっている市民主導型の地方都市でやるようなやり方を岡崎でやろうとしました。私が岡崎でつくろうとした風景というのは、こういった形です。スポーツクラブは地域に何かをもたらさなきゃいけないということで、サッカーだけじゃなくてさまざまな人たちが幸せになれるような地域の形をつくりたかったんですね。これを見るとお城があって、川があって、岡崎を知っている人だったら何となくわかる風景だと思います。サッカーの試合をやっています。ただ、そこに集まっている人たちは農作業をやったりだとか、キャンプをやったりだとか、カヌーをやったりとか、それぞれ自分の楽しみを求めてこういったものが集まっている。プロクラブを中心に人が集まってコミュニティができて、その場を楽しめるようなとても幸せそうな絵です。私は大好きなんですけど、私もサッカーしかやってこなかったので、もしかしてサッカー以外に学ぶものがあったり、何かチャレンジすることができたら、もっと違う人生ができたんじゃないかなというふうに思っています。
岡崎でやろうとしたことは、地域主導型スポーツクラブということで、地元にある財産というのを挙げてみます。企業や学校のスポーツ、そして適した施設や場所、そして現役アスリートもいます。指導者、アスリートのOBも地域にいます。それを財産とすると、経験やノウハウ、環境などがありますよ。それを使ってニーズに答えをいく。ニーズというのはスポーツなどを始めたい人たち、そしてより深く学びたい仲間が欲しい、そして教え方を知りたい指導者ですね。地域には部活動の指導者を外部課という働き方改革の部分もありました。そんなのを地域主導型スポーツクラブでお互いに協力しながら交流しながらやれていければいいんじゃないかなということを考えていました。スポーツが地域にもたらすような形というのは、こういった形で全ての人たちが幸せになっていく。全ての子どもたちがさまざまなチャレンジ、さまざまなものに体験をしていくとか、技術を上げていくとかということができればいいんじゃないかなと思っていました。私はこういった形を岡崎のエリアでやりたかったです。ただその後、名古屋に戻ってきて名古屋の地元の財産というのは何かということを考えました。岡崎では少しコンパクトな形だったので、やれそうな感じはしたんです。名古屋ではちょっと無理かなと思っていたんですけれども、財産を挙げてみると、いろいろな夢が広がってきました。自分と市民の共有の財産であるのは、やはり名古屋でいうと、ドラゴンズ、そしてグランパス、バスケットボール、バレーボール、企業のラグビーチームやハンドボール、そして私がいるラブリッジ女子サッカーですね。そういったものがこの地域のスポーツ的なものでいう財産だと思います。それに加えていろいろな場面にスポーツがあって、企業スポーツ、学校スポーツ。これは高校野球や、高校サッカーとかもそうです。そして私たちがいる地域スポーツクラブ、パラリンピックなどもそうです。競輪、競馬とかも私は知り合いがいるんですけれども、とても面白い考えを持っている人たちがいるので、そういった人たちも財産だと思いますし、今だとアーバンスポーツ、そういったものもあると思います。そのほかはたくさんあると思うんですけれども、そういった人たちがつながってこれからいろいろなことができたらいいなと思っています。競争で可能性が広がってきました。それが社会貢献活動で、このクラブがみんなつながって、協力して町に何かをもたらすこと、幸せをもたらすこと、元気をもたらすこと、ということができていけばいいなと思いました。そして人材の育成というところで、若きリーダーの育成はどの地域にとっても大事なことだと思います。この人たちがスポーツを通じてクラブと協力しながらそこを携わっていく。そして情報や発信を単体じゃなくてみんなでつながりながらしていくということが、声を大きくして市民に伝わる、潜り込んでいくような形になっていくと思います。当然、SDGs。みんなが一緒に協力して取り掛かっていくことを、スポーツ選手、プロの選手たちが声高らかに上げていく中で、みんなまとまっている、そういうことを言っているんだ。僕も私もというのが出てくると思います。もっといろいろ私たちの会話の中でいろいろなアイディア、いろいろなものが出てくればまたさらにやれることというのは出てくると思います。ただ、スポーツだけでなく地元に財産はあると思います。それぞれの場所にはプロフェッショナルがいて、ドラゴンズやグランパスの選手だけじゃなくて、カルチャーなどでも活躍する音楽家、そして美術もあります。花道とか茶道とか陶芸、その道を極める人は本当にみんなプロフェッショナルだと思います。そういった人たちと共同することでお互いの価値を上げていく中で、さまざまなことができないかなと。これはご提案なので、そうやって僕が妄想してしゃべっているんですけれども、つながっていければいいかなと思います。その道を極める人はいろんなたくさんのプラス、地域におけるアイディアとかを持っていると思います。カルチャー以外にも、職業でも生活の中でもプロフェッショナルがいると思います。農業、林業、魚業、酒造。サラリーマンの方もプロフェッショナルな考えを持っている人も、プロ意識を持っている人もたくさんいると思います。製造業の中でもそういったプロ意識を持っている人たちもいると思います。教育の現場でもそういった未来のことを考えてくれている人もいるし、その他の人もそういったいい考えを持っていると思います。この人たちが繋がっていくと、さらにまた世間が広くなる、幅が広くなると思います。そして、スポーツだけじゃなくこの地域には歴史、後世に伝えていくような歴史もあります。誇りを持てるような歴史もあります。そして、お祭り。これも伝統的なものを伝えていくということですごい大事だと思いますし、商店街などもそういったものがあると思います。アウトドア、今でいうとキャンプなどもありますし、サウナとかでもコミュニティはできると思います。あと、観光ですね。ツーリズムだとかそういったものが繋がっていく中で先ほどと同じような繋がりになっていくんですけれども、競争で可能性を広げていく、社会貢献がみんなで一緒にできたらいいなと、人材育成もみんなで相談しながら何かアイディアを出していきながら、やれればいいなと情報発信もみんなでやれればいい。SDGs。地球に行くこと、これからの子どもたちのために何かみんなでやっていこうよというのができていったらいいなというふうに考えております。私はサッカーしかやってこなかったので勉強も全然できませんでした。本当にスパルタとパワハラで教育されてきていましたので、殴られて育ってきたようなものです。高校時代とか。その中でサッカーしかやることがないというのは、私はプロの選手になれたから良かったかもしれないですけど、もしそれしかなかったら困った自分もいたかもしれないです。成功しなかった。その時にサッカーも学べて他のことも学べて、例えば書道学べて陶芸学べてなんてことがあったら、自分の才能にもっと気づいたかもしれないし、これも妄想なんですけど、子どもたちが例えばドラゴンズの選手やグランパスの選手と一緒に書道を一緒に練習している。そんな光景があったらすごい楽しそうだなというふうに思うし、子どものほうが上手だったりとかしたらもっと面白いかなと思います。そんな環境がつながることによって、どのカテゴリーのプロフェッショナルも同じような価値の中で未来のことを考えることができたら、もっともっと素晴らしい世界になっていくんじゃないかなと僕は考えます。ちょっと急いで話しましたけど、これの中で具体的にできそうなこととかは、先ほど言った競技体験やトークなどのイベントの開催。こういうのはみんなで参加できたらいいよねと共通する課題の解決。
ドラゴンズやグランパスは本当にデカいすぎますね。フットワークが重いと思います。グランパスで言うと今ダゾーンというので放送されているので、なかなか地域の人たちに見てもらうことが少なくなってきて、グランパスの選手はあまり知らないという人が結構いて、僕らのときはものすごくブームだったので、各放送が応援番組を持っていたのですごく身近に感じていただいて、どこに行っても声をかけてもらえるし、有名になりすぎて困ることもあるんですけど、そういった部分で近い存在でいれた。今ちょっと離れちゃっているよね。身近になるためには、フットワークを軽くした方がいいから我々と女子サッカーと協力しながら何かやっていくとかということがあってもいいと思います。ハラスメントの対策も今の問題です。先ほども言いましたけれども、僕はパワハラとスパルタで育ってきました。言葉一つで、今の女性と関わるような現場で言いますとすごい気をつけます。何か一言を言うことで傷つけちゃったりしているんじゃないかなとか、サッカーですから僕も熱くなりますから、ミスとかうまくいかなかったときに力を込めて怒りたくはなりますけど、そこら辺の対応とかも大変になってきていると思います。どの現場でも若手を知るとか若い人たちの価値観で接するところに今までと違和感を感じている人もいると思います。そういったことを各業種が集まって話をしていく。解決方法や対処方法や対応方法をそれぞれ発信しながら取り入れていくことができたらいいと思います。また、競技力向上。普及もそうなんですけど、皆さんの街からオリンピック選手やプロ選手、ワールドカップで優勝するような選手が出てきたら嬉しいですよね。元気も出ます。こういった普及活動でスポーツやチャレンジをしやすい環境をつくっていく中で情報交換をしていくというのができたらいいなと思います。この間ハンドボールの指導者と仲良くなったんですけど、中部大学の監督ですね。その人と話して、その人にハンドボールを教えてもらったんですよ。そうしたらサッカーに通じるものが結構あったりとかして、結構いい経験になったなというのはあります。行政との協力も部活動の外部化、指導者を見つけていくことや、指導者が足りないところに派遣していくということも協力してできると思います。国際交流、インバウンド今もありますし、さまざまな人たちが日本でスポーツを通じた街づくり、そういったものを学んでいくというところもあると思いますし、それに付け加えて観光・歴史を学んでもらう。そして、今名古屋にある産業やそういったものを学んでいくということができたら、さらに発展性が出てくると思います。企業との協力をすることも出てくると思います。この楽しそうな絵は岡崎のイメージで作っているんですけれど、今新たに名古屋のイメージでお願いしているような状況です。絵で描くのは簡単かもしれませんけれども、絵を見ることによって同じビジョンを見るということはできると思うので、そういったこのような皆さんが幸せになるような環境づくりができたらいいなと思っています。経験や知識、人脈や情報収集全てを含めて各分野の人々が理多的な精神で財産を生かしながらつなげていくことがこういった僕の提案ですけれども、絵のように可能性が広がってくるのかなと思います。これはサッカーとか野球とかいろんなスポーツがありますけれども勝つ、負けるとかじゃなくて、勝つのは当然大事なことなんですけれども、ただ勝つだけ負けてがっかりじゃなくて、そのクラブが何をもたらすかということがすごい大事になってくるので、私も若いころは勝つ負けるで、いろいろ頑張ってきましたけれども、スポーツをやるスポーツを見せる、感じてもらう、やってもらうということは何につながっていくかというと目的は人々の社会の中での豊かな生活に全てがつながっていけばいいんじゃないかなというふうに思っています。私はこれからこのような形でこのような理念でやっていきたいなと思っています。今日ここでこの話しをしたことによって、いろんな人がまた私にいろんなアイディアをくれたりとか、いろんなことを伝えてもらえたりとか、そしてもっともっと地域に潜っていければもっといいアイディアが出てくると思うので、終わりじゃなくて続くにします。今後とも何かありましたらいろいろと人とつないでもらえたら私のキャリア、私の経験の中での考えていることとかをまたそういう人に伝えていきたいなと、より良い豊かな暮らしを得るために頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ご静聴ありがとうございました。